【環島】台湾一周バイク旅してきた 7日目最終日

台湾一周バイク旅7日目。今日はもう高雄へ帰るだけになりました。距離は昨日より少ないとは言え、200km以上もあります。ただ何時になっても宿の心配をしないと思うだけ気が楽でした。

そんな今日は日月潭の日の出からスタートです。

日月潭

朝霧碼頭

日月潭の日の出を見るためにやってきました、その名も「朝霧碼頭」
この日の日の出は6時半ごろでしたので、まだ薄暗い中ホテルから歩いて出かけます。
カメラを構えた一団がすでにいますが、気にせずに日の出を待ちます。

だんだんと山の向こうから朝日が昇ってきます。寒いのですが、わくわくしながらその時を待ちます。

そしてついに山から太陽が顔を見せました。あいにく雲が流れてきてしまいましたが、朝日と雲と湖が放射状になる写真を撮ることができました。

朝霧碼頭は伊達邵とは反対側にありますので、もし伊達邵に泊まった際にはここまで来るにはレンタル自転車などの交通手段が必要になります。船はまだ動いていませんのでご注意を。

金盆阿嬤香菰茶葉蛋

ホテルをチェックアウトして最初に向かったのは、ホテルのオーナーさんに勧められた茶葉蛋のお店。
日月潭はお茶が有名なので、そのお茶を使った茶葉蛋になります。

いい色に煮詰まっています。茶葉蛋だけでなく、しいたけも一緒に買いました。お味はコンビニで売っているのよりも漢方くさくなくて美味しかったです。2つずつ買ったのですが、すぐ食べてしまったのでもう少し買えば良かった。

向山遊客中心

日月潭を半周ほど走って到着したのが「向山遊客中心」
日月潭の観光センターで巨大なアーチ状のコンクリートの建物があり、そこには売店などがあります。その先には池があり、池の先に湖を望む感じでインスタ映え写真が撮れるスポットになっています。富士山のインスタ映えスポットの「碧テラス」のようなところと言えば、おわかりになるのではないでしょうか?

↑池がそれほど綺麗ではなかったので、ちょっと微妙な写真になってしまいました。

伊達邵碼頭

またまた半周ほど走って、日月潭一番の繁華街に来ました。お土産屋さんや飲食店が立ち並ぶ道を進むと「伊達邵碼頭」に着きます。左側には対岸への遊覧船乗り場があります。客引きもいましたが、そこまでしつこくなくて逆にバイク置き場を教えてくれたりと親切でした。

次回の機会があったら遊覧船も乗ってみたいものです。

集集火車站

日月潭を離れ、最初に向かったのは「集集火車站」

集集火車站は、1933年に開業した木造駅舎で、レトロなデザインが特徴です。地震や老朽化で損傷を受けたみたいですが、修復されていて観光客も多く訪れます。私たちが行った時も多くの台湾人観光客がいました。

以前使われていたのであろう蒸気機関車の展示があります。
そしてなぜだかわからないのですが、駅の裏手には戦車があります。違和感半端ないです。

↓駅周辺には野良猫がいて、ポストで寝ている猫や、蒸気機関車のあたりでのんびりしている親子猫がいます。

すでに廃止されていて列車は通っていませんが、台湾では日本統治時代の木造建築の駅舎が現存しているところが多く、この集集火車站もそうです。近くに寄ったら行ってみてください。

北斗肉圓儀

さあ、ここからは名物グルメです。最初は彰化です。彰化といえば肉圓が有名で、屏東も肉圓が有名なのですが、屏東の肉圓が蒸してあるのに対し彰化の肉圓は揚げてあるのが特徴です。

ちなみに肉圓とは台湾の伝統的な軽食で、日本語では「台湾風肉団子」とも表現されることがあります。主にタピオカ粉や地瓜粉(サツマイモ粉)を使ったもちもちの半透明な皮で具を包み、蒸したり揚げたりして作られます。

私は肉圓があまり好きではないので、あまり期待もせずに一応有名だからということで行ってみます。

最初の予定では「北斗肉圓生」というお店へ行く予定で、彰化の街に入って信号待ちの際に、ひとりの女性に声を掛けられました。その方は地元彰化の方で、肉圓を食べるならば「北斗肉圓生」ではなく、「北斗肉圓儀」に行った方がよいと教わります

特にお店にこだわりはなかったので、地元民がおすすめのお店に行きます。

肉圓25元と四神湯30元を頼みました。おやつ感覚で食べるにはちょうど良いサイズですね。でも、やっぱり肉圓はどこまで行っても肉圓なので、食べられるけど美味しいとは思いませんでした。
まあ、これでこれから彰化肉圓は食べたことあると言えるのでよしとしましょう。

阿里山火鶏肉飯

次に向かうのは嘉義です。嘉義といえば火鶏肉飯が有名なグルメです。
実は嘉義には何度も来たことがあり、火鶏肉飯も何度か食べたんですが、昔のことであまり印象が残っていません。普段、火鶏肉飯は高雄の自強夜市のお店でよく食べているので、それ以上の味を期待していきます。

山道を走って、嘉義市内に入ります。嘉義の中心部に有名なお店が多く存在していましたが、高雄への最短ルートからあまり外れたくないので、地理的に選んだのが「阿里山火鶏肉飯」

36年の老舗ってことで少しだけ期待して店内へ。

昼時を外していたので店内は空いてます。そこそこの広さのお店なので食事時には混雑するのでしょう。

頼んだのは火鶏肉飯35元。
見た目通りの薄味。お肉は噛むとうま味がじわっと感じる系のです。美味しいことは美味しいのですが、わざわざここまで来て食べるまでもないなという感じ。

繰り返しますが、自強夜市の火鶏肉飯がやっぱり一番美味しいです。
これで必須グルメ訪問完了です。

台湾一周バイク旅、スタート地点を目指してラストスパート

さあ、いよいよこの旅も終わりです。あと120kmほどで高雄に到着予定。

もう寄るべきところもないので途中休憩やガソリン給油などをはさみながら、どんどん南下します。

西海岸の田園風景を楽しみながらも少しずつ夕暮れが迫ります。空は印象的な雲の端からだんだんとオレンジ色に染まっていきます。

夕陽は台南あたりの海岸で見ようかとも考えましたが、ちょうど走っている間にすでに日が落ちてしまい叶わず。そして帰宅ラッシュの台南市を過ぎれば、もうその先は高雄です。

そして遂にスタート地点の高雄文化中心へと戻ってきました!
到着時間は約20時と予定より遅れてしまいましたが、無事にここまで特にアクシデントもなくたどり着けたこと、娘とこんな長い時間ふたりだけで旅をしてこれたこと、など感慨深い思いでいっぱいです。

Screenshot

↑日月潭に行ったので海岸線に沿っての一周にはなりませんでしたが、走行距離メーター読みで1434km、6泊7日の台湾一周バイク旅でした。
この旅は本当はもっと暖かい時期にする予定でしたが、台湾では台風が何度も来てしまい、高雄もかなりの被害を受けてしまいました。また東海岸はもっと被害が甚大で通行止め区間があって台湾一周どころではないなという判断で、ここまで予定が延びてしまってました。
12月に出発ということで、想定以上に寒くて天候も悪く本当に大変でしたが、初めて訪れた東海岸の風景はとても素晴らしくて今まで一度も行ったことがなかったことを悔やむくらいでした。

そしてこの旅で同じように台湾一周をしている人や外国人の旅人など、数少ないですが良い出会いがあったことも旅をする中でとても刺激になりましたし、旅の楽しみのひとつでした。

台湾一周をまたするかどうかはわかりませんが、東海岸横断はまたしたいと強く思います。

これまで拙い文章で台湾一周バイク旅を記事にしてきましたが、無事に完遂できたことに感謝をして締めたいと思います。

※次回からはこの旅を通じて感じたこと、後悔したこと、などをアップしたいと思います。

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