【環島】台湾一周バイク旅の心得ガイド!準備と注意点まとめ

台湾をバイクで一周する旅は最高の冒険ですが、日本と異なるルールや文化も多いので、事前準備がとても大切です。この記事では、台湾でバイク旅をした経験から、後悔しないためのポイントや必須の準備をわかりやすくまとめました!これから台湾でバイク旅を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 運転免許の準備

台湾でバイクを運転するためには国際免許は不要です。その代わり、日本の運転免許証の中国語翻訳文(日本駕照中文翻譯)が必要です。

中国語翻訳文の入手方法

  • 日本国内のJAFで発行することも可能ですが、台湾の日本交流協会で発行した方が安く、手数料は470元です

必要な携行書類

  • 日本の運転免許証
  • 中国語翻訳文
  • パスポート

注意点:台湾で一般的なスクーターの排気量は125ccです。日本で小型二輪以上の免許が必要ですので、50ccしか運転できない普通自動車免許では運転ができません。

2. 交通ルールの違い

台湾の交通ルールは日本と似ている部分も多いですが、独特な点もあります。

二段階左折と走行禁止レーン

  • 250cc以下の白ナンバーのバイクは、日本の原付のような扱いを受けます。
  • 二段階左折が必要な交差点やバイク通行禁止のレーンが多いので要注意です。

Googleマップの注意点 Googleマップはバイク通行禁止のルートも案内することがあるので、指示通りに走れない場面もあります。標識をしっかり確認しましょう。

3. 交通違反の取り締まりは厳しい

警察官が直接取り締まることは少ないですが、監視カメラによる取り締まりが非常に厳しいです。

よくある違反と注意点

  • 速度違反:オービスが多数設置されており、スピード違反は後から罰金通知が届きます。
  • Uターン禁止:道路中央に黄色二重線がある場合はUターン禁止です。
  • 停止線越え:監視カメラがある交差点では、停止線を越えただけでも罰金対象になります。
  • 歩行者保護:歩行者優先のルールも厳しく取り締まられているため、横断歩道では必ず歩行者を優先しましょう。

特に取り締まりが厳しいエリア:台東、花蓮

4. 交通マナーのリアルな現状

3で台湾の交通違反の取り締まりは厳しいと書きましたが、それなのに台湾の交通マナーは日本と比べるとかなり悪く、特に高齢者ドライバーのルール無視が目立ちます。(聞いたところによると高齢者には免許自体を持っていない人も多いとの話です)

よくあるトラブル

  • ウインカーを出さない:ウインカーを出さない車・バイクが非常に多いです。
  • 逆走や信号無視:いつ事故が起きてもおかしくない状況です。日本以上に周囲をよく見て慎重に運転しましょう。
  • 歩道走行:歩道でも平気でバイクが走ってきます。歩道だからといって安心してはいけません。

5. 野良犬に注意

都市部では減ったものの、地方では野良犬が多くいます。

  • 突然飛び出してくる犬や、バイクを追いかけてくる犬もいます。犬を見かけたら減速して、飛び出しに備えましょう。

6. ヤエー文化はないけど…

日本のようなヤエー文化(バイク同士の挨拶)は台湾にはありません。

  • 一部、大型バイクのライダーがグッドサインをしてくれることはあります。
  • 旅の途中で「日本人、環島中(台湾一周中)」とアピールする紙をリュックに貼ったところ、台湾の人たちから「加油!(がんばれ!)」と声をかけてもらえました。

もし台湾の人々と交流したいなら、大きくわかりやすくアピールする工夫をすると良いです!

7. 旅のルート選び

今回、私は高雄を出発し反時計回りで一周しました。

東海岸 vs 西海岸

  • 東海岸ルートは海岸線を走るため、絶景が楽しめますが、天候が悪いと景色が台無しです。山道も多く、時間がかかります。
  • 西海岸ルートは整備された道路が多く、走りやすいです。

おすすめ:天気予報を確認してルートを決めること! 東海岸の絶景を楽しむためにも、天気が良い日に走るのがベストです。

8. 日程の目安

私は1週間で台湾一周しましたが、後半は観光スポットをほぼ素通りしました。

  • 目的が台湾一周だけなら2〜3日で可能です(大型バイクならなおさら)。
  • ゆっくり観光するなら10日以上をおすすめします。 特に台東、花蓮、宜蘭でそれぞれ1泊以上すると充実した旅になります。

9. ホテルのアメニティに注意

2025年1月1日より、台湾のホテルではアメニティの提供が停止されました。

必要なものは持参するのが無難です。私の旅でも、タオル類の貸し出しがなかったホテルが1軒ありました。

10. 荷物の準備

衣類は最小限でOK!

  • コインランドリーがあるので洗濯できます。
  • 必要な時に現地で買い足すことも可能です(NETというユニクロのような店があります)。
  • 雨対策は万全に!台湾では突然の豪雨がよくあります。
  • 寒さ対策を台湾となめてかかると痛い目をみます。冬の時期や山へ行く予定ならば防寒防風対策もしっかりしましょう!

11. ヘルメットの選び方

日本からヘルメットを持ち込むか、台湾で購入するのがおすすめです。

  • 台湾製のヘルメットメーカー(SOL、ZEUS、ASTONE)は品質が良く、ジェットヘルメットなら2000元くらいから購入可能です。自転車用をちょっと良くしたくらいの半ヘルならば200元くらいからありますが、まったくお勧めしません。
  • インカムも1台2000元以内で取り付けてもらえます。

12. スマホホルダーは必須

ツーリングにはスマホホルダーが欠かせません。

  • バイク屋で約1000元で取り付け可能です。

  • Googleマップは中継点を入れてルートを作成すると、変なルートを回避できます。

13. オイル交換と点検

台湾のスクーターは約1000kmごとにオイル交換ランプが点灯します。
台湾にはバイク屋さんがそこら中にありますので、日本よりも気軽に利用することができます。

  • 台湾一周など長距離ツーリングの場合、出発前と途中でオイル交換をしましょう。
  • 標準オイルで工賃込み200元と格安です。同時に空気圧やタイヤ、ブレーキのチェックもしてくれます。

14. 休憩スポット

台湾のコンビニやガソリンスタンドは休憩に最適です。

  • トイレは自由に利用できます。
  • 環島1号線沿いには警察署が休憩所になっている場所もあり、トイレや休憩ができます。遠慮せず利用しましょう!

15. その他の注意点

  • 夏場は日焼け対策・熱中症対策が必須! 台湾の日差しは日本より強烈です。
  • 水分補給をこまめに行いましょう。

まとめ

台湾一周のバイク旅は、日本とは異なる文化や風景を存分に楽しめる素晴らしい冒険です。とはいえ、準備不足やルールの違いに戸惑うことも多いかもしれません。この記事を参考に、しっかり準備を整え、安全で楽しい旅をしてください。台湾の絶景と人々の温かさがきっと忘れられない思い出になるでしょう!

旅のプランや具体的な質問があれば、お気軽にコメントしてくださいね!

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