【高雄 グルメ】特製ラー油で劇的に味変！超ローカルな牛肉麺「川味牛肉麺」
今回は三和市場にある「川味牛肉麺」の紹介です。
高雄には港園や牛老二のような牛肉麺の老舗が数多くありますが、この「川味牛肉麺」は老舗なのに日本人にはまったく知られていないお店です。地元高雄人でも知る人ぞ知る名店だったりします。
ではいきます。
川味牛肉麺
店名にもある川味とは四川の味という意味で川味と書いてあれば「四川料理」のお店ということになります。
台湾でよく食べられている牛肉麺は紅焼牛肉麺という醤油と豆板醤で味付けされたちょっと赤いスープの牛肉麺が一般的です。
ロケーション
光華市場のある光華路に平行に走っている路地にあります。その一帯は三和市場という地元高雄人御用達のローカル市場です。
うちの近所なので私はほとんどこの市場で野菜や肉類、果物などを買っています。営業時間が朝から昼までとなっていてなかなか観光客が訪れる市場ではないのですが、まさに生活密着型の市場でローカル感が味わえる活気のある市場です。
「川味牛肉麺」はこの三和市場の中ほどにあります。三和市場自体があまりアクセス至便ではないので、地下鉄ではどの駅からも遠いです。徒歩で行くのにはかなり不便な場所にあります。
お店の外観と店内の雰囲気
外観はよくあるローカル食堂まる出しです。よく言えば伝統的な台湾のお店です。
店内もこんな感じでまさにローカル！と言った感じで、今どきのおしゃれ感などこれっぽっちも感じさせない不変なスタイル。日本人的には衛生的には思えないのですが、慣れてくるとこの程度は普通、逆に台湾らしいこういう感じのお店はなくならないで欲しいとさえ思えます。
メニューと調理風景
メニューは壁に貼られているだけです。もちろん日本語非対応。そしてオーダーシートもない一番難易度が高いオーダーシステムです。
ですが、老闆を含めお店の人はとても感じの良い人でしたので、言葉はできなくても多分大丈夫なはず。日本人はまず訪れるお店ではないのでかえって優しく接客してくれる可能性もありです。
・紅焼牛肉麺 → 牛肉麺
・搾菜肉絲麺 → ザーサイと細切れ肉の麺
あとは大体わかりますよね？
燙青菜は湯で野菜です。空心菜とサツマイモの葉と白菜の三種類から選べます。
空心菜は人気ですが、日本では食べる機会が少ないサツマイモの葉をぜひ食べてみてください
老闆と老闆娘がもくもくと調理してるのが見れます。
煮物もありますので、それは指差しで多分大丈夫です。よく煮込まれた色をしています。
今日頼んだ料理
まずは小皿から。煮卵、煮昆布、小腸、ピーナッツ。台湾独特のとろみ醤油（醤油膏）を掛けてあってとても美味しいです。
この組み合わせの小皿料理は色々なお店で出されているオーソドックスなものですが、ハズレのない美味しさです。私は特にこの昆布が大好きです。
そしてこれが川味牛肉麺の牛肉麺（小）です。小と言っても麺もスープもたっぷり。一般的な紅焼牛肉麺と較べるとスープの味は香りも味もとてもシンプルです。
麺は牛肉麺らしく太めのうどんのような麺。こしもあって歯ごたえ充分。
牛肉も柔らかく煮込まれていて、少し小ぶりながら噛み応えも残されていました。八角の味はしません。
ここから味変タイム
その１ ザーサイ
卓上にザーサイが入った大きなタッパーがあります。これを好きなだけ放り込みます。
シンプルな味のスープにザーサイの酸味と塩気がプラスされて、さらにザーサイのシャキシャキ感の食感が良いです。
その２ 秘伝のラー油
すいません、画像ありません。
卓上にあるラー油ではありません。老闆に頼むと入れてくれるラー油があるんです。
これを入れると味に深みと辛さが追加されてなぜか今まで食べ進めていた牛肉麺とは全然違う顔を見せてくれます。女性がすっぴんから化粧をして別人になったくらいの変化です。（例えが悪いかｗ）
とにかくここに来たら途中でこのラー油を絶対に入れて食べて欲しい。そのくらいに違いました。
なんなんだろう？このラー油？普通のようで普通でないラー油です。
まとめ
如何でしたでしょうか？普通に美味しい牛肉麺ですが、ラー油でさらに美味しくなる不思議なお店。
ぜひ実際にその味変を確かめて欲しいと思いますが、ローカルでアクセスが悪い・・・
バイクとか自転車で出かけられる方でしたら行ってみてくださいね。
※川味牛肉麺でググると同じ店名のお店がリストアップされますが 川味牛肉麵（民亭街）というお店ではありませんのでご注意ください。行く前に確認することをおすすめします。
お店のデータ
店名：川味牛肉麺
住所：高雄市苓雅區廣州一街31號
電話：07-715-5853
営業時間：11:00-21:00
定休日：月曜定休