【環島】台湾一周バイク旅してきた 2日目

2025年1月9日

2日目です。

台湾最南端で日の出を見る

昨日はまだ初日の夜でしたが、意外にあっさり寝てしまいました。
そして今日は朝日をみるために4時起きでした。天気予報は曇り、外に出てみると真っ暗で曇っているのか、ただまだ夜なのかはっきりしません。星がまったく見えませんでしたが、一縷の望みをかけて出発です!

やってきました、台湾最南端。ここが入り口です。誰もいなくて薄暗い中を突き進みます。
今日の日の出は6時半ごろ。

暗い中を進むと台湾最南端の碑がありました。人の姿はまったくなし、そして曇っていて太陽もこれっぽっちも見えず。

風は強く、寒さも厳しいのですが、周りが明るくなっては来たので、日の出は見れずに撤退です。

そして、またホテルに戻り、出発までしばらく寝ることにします。

懇丁の絶景ポイントをめぐる

ひと眠りもして、さあ、台東に向け出発です。
(フロントには誰もいなかった。)

懇丁にはいくつか絶景ポイントがあるので、それを見ながらの北上です。

台東へは直線距離では3時間半くらいの道のりなので、まあ余裕でしょう。
(と、この時は甘く考えていました…)

船帆石小沙灘

最初の目的地は「船帆石小沙灘」

突き立った岩がまるで船の帆のように見えるようです。相変わらず天気が悪くて、風も強くて、寒い!観光客は私たちを含めて3組くらいの人気スポットです。(以後、こんな感じです)

砂島

次は砂島です。googlemapで見ると保護区になっていて海岸線がとても綺麗で楽しみでした。ですが、やはり曇りには勝てず。

龍磐公園

懇丁を北上して東海岸側にやってきました。左に気象ドームを観ながら進むと龍磐公園に着きました。

ここは海岸までの道が整備されていて、天気が良ければ絶景が見れる期待でわくわくでしょうが、とにかく強風で吹き飛ばされないように歩くのが大変でした。

そしてたどり着いたのが崖。
そしてこの崖から見る風景が絶景なのです!!

はい、曇ってますので、青い空青い海は見れませんね。でも、晴れてればさぞかしというポイントでした。

東海岸をさらに北上し、台東へ

さあ、あらかた懇丁の絶景ポイントと言われる場所を巡りながらさらに北上です。台東までの距離は約140km。大体、googlemapでは3時間くらいで着くと出てますが、途中で休憩も取る予定ですし、中継点もあるので多く時間を取られるとしても夕方5時くらいには着くと思っていました。(この時点では)

さあ、どんどん行きます。

いったん、海岸線を離れ山側に。

東海岸は台湾原住民が多く住んでいる地域なので途中にはそれらしいモニュメントが多数存在していてそれを見るのも楽しみの一つです。

↓これは小学校。とても特徴的でかわいらしくて思わずバイクを止めて撮影。

山を進むと右に行けば台東。でもまだまだ山道は続きます。でもまだこのころは若干晴れ間も見えて、もしかしたら晴れるかもと期待していました。

鯨魚噴泉

山道を進むといったん海岸線に出ます。そこにあったのが「鯨魚噴泉」
海岸に岩が点在していて、そこに波が打ち付けられるとまるで鯨が潮を吹いたように見えることから名づけられたとか。

風は強いものの引き潮なのか、鯨のくの字もありませんでした。タイミングなのでしょうか?残念です。

大流橋紀念碑

海岸線をさらに北上。次に向かったのは「大流橋紀念碑」

倒れた木のような形をした碑がありました。見えないのですが、この碑のところに野良猫がいてずっとこちらを見ていました。こんな人がいないところにいて大丈夫なのかでしょうか?

景色は壮大です。天気が良ければここも絶景ポイントらしいです。

それぞれ特徴的な台東の郷

台東は台湾原住民が多く住むこともあって郷(日本でいうところの村のような)の入り口には特徴的なモニュメントがあり、とても楽しませてくれました。

そして先日の台風の影響で一部大きな街道が封鎖されていて厳しい山道を行かなければいけない箇所がありました。それこそ車1台通るのがやっと、道も舗装がガタガタでパンクするんじゃないかとビビりながら進むこともありました。

そしてたどり着いたのが誰もいない山中の絶景ポイントだったりします。相変わらずの曇天&強風でゆっくり景色を楽しむことはできなかったのですが、想像力は掻き立てられます。

さらに困難な峠道を抜けてまた海岸線に出てきました。東部の海岸線にはこんなオブジェかアートかわからない、名も知れぬビーチがあって面白いです。

そしてようやく次の中継点に到着です。

多良観光車站

台湾一周前から行ってみたいとずっと思っていた場所です。台湾で一番景色が素晴らしい駅と言われているとかなんとか。実際はもう使われていないのですが、旧駅を整備した観光スポットとなっています。

↓海岸線の道路に沿って、鉄道が走っています。旧駅は現在の鉄道路線のさらに上にあって、そこは通行禁止になっているので下にバイクを止めて歩いて昇るようになります。

昇り切ったところに「多良観光車站」があります。中に入るには入場料が必要です。(10元)

中に入るとこんな感じで売店やトイレやオブジェがあります。

↓こちらが旧駅時代のものらしいです。

で、このテラスから下を走る列車と海を同時に取れるので、台湾で一番絶景が見れる駅というわけです。

列車が来る前にとくにアナウンスがあるわけではないので、時刻表をみてどちらから来るのか確認しながら待ちますが、時間になっても来なかったりしてよくわかりません。

運よく台湾人の方が次は何分後にこっちから来るよと教えて頂いて撮った写真がこちらです。

↑こちらの列車は鈍行なのですごくスピードが遅くて、中の乗客がみんな手を振ってくれていたので、こちらも思いっきり手を振り返しました。

天候が悪くて狙ったような写真は一枚も撮れませんでしたが、念願叶って行けて良かったです。また天気の良いときに絶対行きたいと思うような場所でした。

鉄道マニアの方なら特におすすめです。

台湾のスラムダンク踏切

台東へ向かう最後のポイントが台湾のスラムダンク踏切との書き込みがあった場所。スラムダンク踏切の坂を下りた先に見えるのが海の踏切の構図が同じらしいです。場所は「太麻里平交道」というところで、海岸線を左に曲がって畑の先にありました。もちろん本家と違って人気はまったくありません。

で。撮った写真がこちら

台東市内へ

さあ、これで今日の予定していたポイントはすべて行きました。多良観光車站で結構な時間を過ごしたのでもう夕方になりました。ここから台東市内まではまだ約40kmあります。海岸線をさらに北上して暗くなった頃に台東市内へと着きました。

道中寒さに耐えに耐えていたので台東で少し防寒着を買い足します。向かうは「NET」という台湾のユニクロのようなお店。とりあえず、ヒートテックのような発熱素材の上下セットと、ハイソックスを買いました。

そしてマクドナルドでコーラとポテトを食べながらアゴダで今日の宿探しが始まります。これが難航します。もう遅い時間だったのか、とにかく選択肢が少なく、いいなって思ったところもクレジット払いができなかったりしました。そしてなにより困ったのが、台湾で二人一部屋だと日本のようにツインルームがほとんどなくて、ダブルベッドの部屋ばかり。父娘で同じベッドで寝るのは大丈夫なんですが、ゆっくりできないので避けるとほぼ部屋がないという状態で、かれこれ1時間くらいかかってもう面倒くさくなってホテルではなく、民泊になりました。

それがこちらの「ホープ キャッスル B&B」

市内だし、そこそこ綺麗だし、駐輪場代もかからないし、ツインベッドなので値段を考えれば十分なんですが、問題は宿泊客が私たちだけなのに、なぜか最上階の一番奥という部屋。エレベーターもないので疲れ切った体にはきつい宿でした。

七里香水煎包

夕飯は事前にyoutubeで調べたこちらのお店「七里香水煎包」
でかい焼き肉まんが美味しいとのこと。台東觀光夜市にも行こうと思っていたので、場所的にもすぐ近くで良さそうなので行きました。

夜市の手前、堀沿いにありました。こんな感じに奥まったところにありますが、看板ですぐわかりました。

お店に入ると台湾式おでんの滷味水煎包。水煎包はこの大きさで1個30元。滷味も高雄と比べて若干安いようです。

さてこのビッグな水煎包。中身は肉まんというより野菜まんという感じで、ジューシーさはあまりないのですが、皮のパリパリ感とは合うやさしい感じの味でした。

そして特筆すべきはこの滷味。滷味はそこそこ食べてきたのですが、今まで食べたことがない味付けでした。これがすごく美味しかった。本当に独特な味でした。

店主夫妻が日本人とわかると話しかけてくれて、台湾一周してることなどしばらく話をさせて頂きました。また調理場まで入れて頂き、調理風景など撮影させてくれて本当にホスピタリティ抜群なお店でした。

また行きたい!

台東観光夜市

こじんまりとした夜市でした。東山鴨頭のお店が行列していました。夜市より夜市の隣にあるスーパー「全聯」が綺麗で大きかったのが記憶に残ってます。

阿鋐炸鶏—正気店

これも事前情報で仕入れたのですが、台東グルメと言えばフライドチキンらしくてその中でも特に有名なお店が2店あるらしいのです。この日の最後はその2つの中のひとつ「阿鋐炸鶏—正気店」でフライドチキンを買いました。

肝心の味ですが、とにかく衣のパリパリ感がすごいです。なんというか、サクッパリッみたいなこれもまた今まで食べたことがない食感でした。衣がとにかく特徴的です。もう1店も気になります。

2日目終了

お腹も膨れたので宿に帰ってきました。今日はコーラの飲み放題はありませんので、コンビニで買ってきました。

2日目を終えたのですが、懇丁から台東まで3時間半くらいの距離だったのでもっと楽に台東まで来れるはずでした。誤算だったのはとにかく寒いこと、持っている服全部着込んでもまだ寒い。特に下半身と足先。スクーターの足元に荷物を置いてあるので足が外に出たままになりもろに風を受ける形でした。そしてスニーカーにショートの靴下だったので肌が露出してしまってなおさら寒かったわけです。

もうひとつは台風の影響で一部通行不可になっていて舗装が悪い峠道をかなりの時間走らなくてはならなかったこと。距離は稼げない、神経は使う、で本当に参りました。これで天候が良ければ逆に絶景を観られたのかも知れませんが、天候も悪かったので最悪でした。

台東でまず荷物をシート後部に付けるためのネットを買い、防寒対策の下着類をNETで買いました。

明日の天気は今日よりさらに悪いそうでどうなることやら。

とにかく2日目終了です。コーラ飲んですぐに眠りにつきました。

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